CTMとHuawei、QKD・通信統合型の量子セキュリティネットワークを構築

マカオの通信事業者CTMは、Huaweiと共同で量子鍵配送(QKD)と通信を統合した量子セキュリティ対応ネットワーク基盤を構築した。量子コンピューティングの進展に伴う暗号技術への脅威に対応し、政府機関や企業の重要データを安全に伝送できるネットワークの実現を目指す。

両社が構築したネットワークは、量子チャネル、ネゴシエーションチャネル、通信チャネルを統合するとともに、通信ネットワークと量子ネットワークを一体化。行政、金融、重要インフラなど、機密性の高いサービスにおける重要データのエンドツーエンドでの安全な伝送を支援する。

CTMは今後、量子セキュリティ対応フレームワークを整備し、企業・政府機関向けに量子セキュリティ対応の専用回線を展開する計画。マカオのデジタル化を支えるネットワーク基盤の強化に加え、広東・香港・マカオ大湾区における量子セキュリティ産業の発展にもつなげる。

Huaweiは、ハードウェア、ソフトウェア、アルゴリズムなど量子セキュリティ関連技術への投資を進めており、QKDを内蔵したルーターを開発。CTMはこれらの技術を活用し、政府機関や企業のデジタルトランスフォーメーション、基幹データの伝送を支える量子セキュリティ対応ネットワークの実用化を進める。

両社は今後、量子セキュリティ対応専用回線向け製品の開発と実ネットワークへの導入を進めるとともに、マカオを起点として大湾区における量子セキュリティ技術の連携、実用化、産業発展を促進する。

 

引用元記事:https://www.afpbb.com/articles/-/3655136