TIMEWELL、輸出管理AIエージェント「TRAFEED」に大学・研究機関向け新機能

株式会社TIMEWELLは、輸出管理AIエージェント「TRAFEED(トラフィード)」に、大学や研究機関の研究セキュリティおよび研究インテグリティ確保業務に対応する新機能を追加し、2026年9月から提供を開始する。

新機能では、安全保障輸出管理に加え、研究セキュリティに関する手続きを一つのAIエージェント上で扱えるようにした。国立大学法人岡山大学からの要望を受けて開発・実装したもので、研究機関におけるリスク管理と手続きの効率化を支援する。

具体的には、安全保障輸出管理に関する該非判定やみなし輸出管理に加え、内閣府の「研究セキュリティの確保に関する取組のための手順書」に基づく4つの手続きに対応する。

また、研究者から申告された情報を基に、共同研究相手や資金提供元などのリスクを評価する。公開情報を横断的に調査して申告内容と照合するほか、国際共著の研究者については共著者間の関係性を自動的に確認し、追加確認が必要な相手を特定できるという。

さらに、研究者の申告情報と各種規制リストを照合し、研究活動に伴うリスクを評価する機能も備える。これにより、研究機関が研究セキュリティや研究インテグリティに関する確認業務を効率化し、共同研究などに伴うリスクの可視化を支援する。

背景には、大学と民間企業の連携拡大がある。文部科学省によると、2024年度の大学などにおける研究資金受入額は約5313億円となり、前年度から約593億円増加した。また、2025年10月時点の大学発ベンチャー数は6220社に達しており、大学と企業の研究・事業連携が進んでいる。

こうした産学連携の拡大に伴い、研究活動における安全保障上のリスクや研究インテグリティを確保するための管理業務も重要性を増している。TIMEWELLは、TRAFEEDを通じてこれらの手続きをAIで支援することで、研究機関の負担軽減とリスク管理の高度化を目指す。

TRAFEEDは2026年3月にベータ版を公開しており、これまでに20以上の大学・企業で導入が決定している。岡山大学との共同実証では、過去の審査データを用いたAI判定で95%以上の精度を確認したとしている。

今回の機能追加により、輸出管理だけでなく研究セキュリティや研究インテグリティまで一元的に扱えるようにし、大学・研究機関における研究活動のリスク管理を支援する。

 

引用元記事:https://voix.jp/business-cards/trafeed-university-research-security/