シンフォニード、組織の状態をAIで可視化する「SymVal AI」を正式提供開始

株式会社シンフォニードは8月12日、社員のパソコン上の稼働記録をAIで解析し、組織の状態をスコア化する組織可視化AI「SymVal AI(シンバル エーアイ)」の正式提供を開始した。セキュリティ・生産性・コンディションの3つのスコアを通じて、これまで把握が難しかった組織の変化やリスクを可視化する。

同サービスでは、シャドーAI(企業が把握していない生成AIの業務利用)や、認証情報をAIに入力した事象など、情報漏えいにつながる可能性のある行動をAIが検出する。専門家向けの警告ログではなく、スコアと解説によって結果を提示し、経営者や管理職、従業員本人など、それぞれの立場に応じた示唆を提供する。

セキュリティスコアでは、社員のAI利用状況などを把握し、自社に適した生成AIの利用方針やルールの策定を支援する。生産性スコアは業務量や時間の使い方などを可視化し、人員不足や業務の偏りなどの把握に活用できる。コンディションスコアでは、深夜・休日稼働の頻度や連続性などから働き方の偏りを捉え、管理職による面談やフォローアップを支援する。

また、従業員のプライバシーにも配慮。氏名などの個人情報や認証情報はパソコン上で自動的に識別・マスク処理し、送信する情報を最小限に抑える。キーストロークの記録や画面録画、スクリーンショットの取得は行わず、従業員自身が自分の記録やスコアを確認できる設計とした。

料金は1人当たり月額780円から。専門のIT人材がいない中堅・成長企業でも導入しやすいよう、スコアの見方や結果の解説までAIが画面上で案内し、ツール内で完結できるようにした。

同社は、生成AIの普及によって業務効率が高まる一方、シャドーAIや機密情報の意図しない入力などのリスクも身近になっていると指摘。さらに、リモートワークの定着により、従業員の負荷や業務状況を管理職が把握しにくくなっているとしている。

「SymVal AI」は、こうしたリスクだけでなく、従業員の働き方や組織の変化も含めて可視化することで、専門の情報システム部門や人事部門を持たない企業でも、セキュリティ対策と組織マネジメントの両面から「見えない」課題に気づける環境の構築を目指す。

なお、同サービスは従来型のウイルス対策や外部攻撃対策などのセキュリティ製品を置き換えるものではなく、日常の業務行動から情報漏えいなどの予兆を把握する手段として既存対策との併用を想定している。

 

引用元記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000009.000064853&g=prt