サイバーリンク、AI顔認証セキュリティシステム「FaceMe Security 8.9」を提供開始 大規模登録効率化やオフライン入退室管理に対応

サイバーリンク株式会社は、AI顔認証セキュリティシステム「FaceMe Security」の新バージョン「8.9」をリリースした。

「FaceMe Security」は、顔認証による入退室管理、電子錠制御、リアルタイム監視、イベント録画などを備えたセキュリティソリューション。今回のアップデートでは、従業員の顔画像登録プロセスの効率化、ネットワーク障害時の継続運用、二要素認証対応など、企業や施設におけるセキュリティ運用の利便性と安全性を強化した。

新バージョンでは、登録対象者がURLやQRコードを利用して自身で顔画像を登録できる機能を追加。管理者がユーザー登録時に案内を送信すると、対象者はスマートフォンなどから登録ページへアクセスし、画面の指示に従って顔画像を登録できる。

登録された画像は自動で品質チェックされ、管理者は専用画面で内容を確認したうえで承認や再撮影依頼を行える。CSVによる一括招待にも対応しており、大規模オフィスや工場など、多数の従業員を登録する環境での作業負荷軽減を支援する。

また、Genetec社製「Synergis」入退室管理システム、Axis社製ネットワークドアコントローラー、Face Terminal(顔認証端末)との連携機能を強化した。

今回のアップデートでは、Face Terminalとネットワークドアコントローラーが認証に必要なデータをローカル保持できるようになり、「Synergis」や「FaceMe Security Central」との通信が一時的に切断された場合でも、入退室管理を継続できる。ネットワーク障害時でもドア制御を停止せず運用できるため、オフィス、工場、データセンターなど安定した認証環境が求められる施設での活用を想定している。

さらに、GIS社製顔認証デバイス「YouMe 500」において、「カード+顔」による二要素認証(2FA)に対応した。カード認証と顔認証を組み合わせることで、カードの貸し借りや不正利用によるリスクを低減し、重要エリアへのアクセス管理を強化する。

このほか、Axis社製「Camera Station」との連携強化や、認証記録から録画映像を直接確認できる機能、Face Terminalのログ取得・接続状況確認機能、データベース変更による初回導入時の安定性向上など、運用管理面の改善も実施した。

サイバーリンクは今後も、AI技術を活用した顔認証ソリューションの高度化を進め、企業や公共施設における安全で効率的な入退室管理環境の構築を支援していく。

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