NH農協損害保険、耐量子暗号をデジタルチャネルに導入 次世代金融セキュリティを強化

韓国のNH農協損害保険は、量子コンピューター時代のサイバー脅威に備え、デジタルチャネル全般に耐量子計算機暗号(PQC)技術を導入すると発表した。顧客認証や電子署名、重要情報の入力など、金融取引の中核領域から適用を開始する。
PQCは、量子コンピューターによる解読が困難な暗号アルゴリズムを採用した次世代暗号技術。従来のRSAやECCなどの公開鍵暗号は、量子コンピューターの実用化によって解読される可能性が指摘されており、金融業界では新たな暗号基盤への移行が課題となっている。
同社は、暗号化データを現在収集し、将来量子コンピューターで解読する「Harvest Now, Decrypt Later(収集後解読)」攻撃への対策としてもPQCを位置付ける。長期間保護が必要な金融取引情報や個人情報を将来的な脅威から守る狙いだ。
今後はPQCの適用範囲をデジタルチャネル全体や基幹業務システムへ段階的に拡大するとともに、ゼロトラストセキュリティとAIを活用した脅威検知を組み合わせた多層防御体制の構築を進める。
金融業界では、VisaやMastercardなどもPQCの実証を進めており、韓国でも金融セキュリティ院を中心にPQC移行ガイドラインの整備や金融機関による導入準備が進められている。
引用元記事:https://finance.biggo.jp/news/32c4c950-3f03-4835-9f07-24e769cf0c7e



