韓国S2W、日本市場へ本格進出 サイバー脅威インテリジェンスで事業拡大

「韓国版パランティア」とも呼ばれるサイバーセキュリティ企業S2Wは、日本市場での事業拡大に向け、東京に現地法人を設立した。北朝鮮や中国など共通のサイバー脅威に直面する日韓の安全保障環境を踏まえ、日本をグローバル戦略の最重要市場と位置付ける。
同社は2025年のKOSDAQ上場以降、海外売上高比率が21%に達しており、日本では政府機関向け契約も拡大している。韓国で蓄積した北朝鮮、中国、ロシアなど国家支援型ハッカーの攻撃手法や暗号資産の資金追跡に関するインテリジェンスを、日本企業や政府機関向けサービスに生かす。
S2Wは、日本でデジタル化の進展に伴いサイバー犯罪リスクが高まっていることに着目。韓国で先行して発生した犯罪手口が日本でも時間差で広がる傾向があるとして、脅威情報の提供や対策支援を強化する。
事業展開は2段階で進める。初期はダークウェブ・Telegram分析プラットフォーム「XARVIS」と、企業向けサイバー脅威インテリジェンス(CTI)プラットフォーム「QUAXAR」を中心に提供し、日本のセキュリティ企業とのパートナーシップを通じて販路を拡大する。
その後は日本国内に脅威分析拠点を設置し、日本特有の脅威や業界特性に対応できる分析体制を構築する計画だ。韓国本社との連携を強化し、サイバー脅威インテリジェンスの高度化を図ることで、日本市場での事業基盤拡大を目指す。
引用元記事:https://finance.biggo.jp/news/31293c39-a736-4986-abf3-df9e51f39683



