SailPoint、NHIセキュリティ企業Entroを買収へ AI時代のアイデンティティ保護を強化

企業向けアイデンティティセキュリティを手がけるSailPointは、非人間アイデンティティ(NHI)および認証情報セキュリティを提供するイスラエルのEntro Securityを買収する意向を発表した。買収を通じて、AIエージェントやマシンアイデンティティを対象とした新基盤「SailPoint Agentic Fabric」の機能を強化し、企業向けアイデンティティセキュリティの高度化を図る。
企業ではAIエージェントやクラウドネイティブ環境、自動化されたワークフローの活用が急速に広がる一方、人間以外のアイデンティティや認証情報の管理が新たな課題となっている。SailPointはEntroの技術を統合することで、AI時代に対応した包括的なアイデンティティ管理・保護機能を提供する。
統合後は、AIエージェントやマシンアイデンティティが利用するAPIやシークレット、トークン、証明書など1,200種類超の認証情報を可視化できるほか、1,000種類以上の非人間アイデンティティを標準でサポートする予定。クラウド環境やCI/CDパイプライン、SaaSなど70以上のエンタープライズ環境を対象に、エージェントレスで検出・管理できるようになる。
また、Entroのリネージマッピング技術により、非人間アイデンティティと人間の所有者との関係性やアクセス権限、利用状況を可視化し、アクセス認証やライフサイクル管理と組み合わせることで、最小権限の適用や修復作業の自動化を実現する。
さらに、Entroの「Non-Human Identity Detection and Response(NHIDR)」機能を取り込むことで、AIエージェントやマシンアイデンティティの異常な振る舞いをリアルタイムで監視し、過剰な権限の検出や脅威への自動対応を可能にする。
SailPointは今回の買収により、人間・非人間アイデンティティを一元的に管理するエンドツーエンドのアダプティブ・アイデンティティセキュリティを強化し、AI活用が進む企業のセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス対応を支援する考えだ。
買収は通常のクロージング条件を満たすことを前提としており、2027年度第3四半期中の完了を予定している。
引用元記事:https://news.nicovideo.jp/watch/nw19485957?news_ref=watch_60_nw19409371



