インドネシアの暗号資産取引所INDODAX、Chainalysisと提携 コンプライアンス体制とリスク管理を強化

インドネシアの暗号資産取引所INDODAXは、ブロックチェーン分析大手の Chainalysis と戦略的提携を締結し、コンプライアンス体制やリスク管理、ユーザー保護の強化に乗り出した。急成長する同国の暗号資産市場に対応し、国際的な規制基準に沿った運営体制の構築を目指す。

今回の提携により、INDODAXはChainalysisの「Crypto Compliance」ソリューションを導入。ブロックチェーン上の取引をリアルタイムで監視し、不正資金や疑わしい取引などの潜在的なリスクを迅速かつ正確に特定・分析できる体制を整える。これにより、取引監視の高度化やコンプライアンス対応の効率化、運営規模拡大への対応を進める。

INDODAXのCEOであるWilliam Sutanto氏は、暗号資産業界の急速な発展に伴い、事業成長だけでなくコンプライアンスやリスク管理体制の強化が不可欠になっていると説明。「ユーザーの信頼こそが業界の基盤であり、透明性やガバナンス、強固なリスク管理の上に持続的な成長が成り立つ」と強調した。

Chainalysisは、政府機関や金融機関、暗号資産取引所など世界70カ国以上で利用されるブロックチェーン分析プラットフォームを展開している。AIを活用した調査・コンプライアンス・市場分析機能を提供し、サイバー犯罪対策やマネーロンダリング防止などを支援している。

同社のASEAN地域責任者であるDiederik van Velsch氏は、「インドネシアは東南アジアでも特に成長の著しい暗号資産市場であり、その成長を支えるには高度なリスク監視とコンプライアンス体制が必要だ」と指摘。AIとブロックチェーン分析技術を活用することで、リスクの早期発見と迅速な対応が可能になるとしている。

Chainalysisの調査によると、インドネシアは2025年の暗号資産普及度ランキングで世界7位に位置し、取引額ベースではアジアで4番目の規模を持つ市場となっている。年間成長率は100%を超えており、市場拡大とともに規制対応やリスク管理の重要性も高まっている。

両社は今後、コンプライアンス業務の効率化や内部調査プロセスの高度化、疑わしい取引への対応力強化を進めることで、安全性と透明性を備えた暗号資産エコシステムの構築を目指す。

引用元記事:https://voi.id/ja/amp/579517