AGEST、米Lazarusと提携し自律型AIサイバーセキュリティ基盤を共同開発

ソフトウェア品質保証やサイバーセキュリティ事業を手がけるAGESTは、米国のAIテクノロジー企業Lazarus Enterprisesと業務提携契約を締結し、自律型AIサイバーセキュリティプラットフォーム「AGEST Defensive(仮称)」の共同開発と商用化に乗り出した。生成AIを活用した高度な防御体制の構築を目指し、脆弱性の発見から対策までを一貫して支援するプラットフォームとして展開する。

今回の提携では、Lazarusが開発したエージェンティックAIツール「Clearwing」を基盤技術として活用する。Lazarusは米国防総省向けのAI情報分析プラットフォーム開発などを手がけてきた実績を持ち、高度なAIシステム開発に強みを持つ。一方のAGESTは、国内でサイバーセキュリティサービスを展開し、脅威検知や脆弱性診断などの実績を積み重ねてきた。

近年、生成AIの進化に伴いサイバー攻撃の高度化が進むなか、企業には従来以上に高度な防御体制の構築が求められている。日米の政府機関や金融機関、セキュリティ関連組織でもAIを活用した防御技術への関心が高まっており、今回の共同開発もそうした市場ニーズを背景としている。

開発する「AGEST Defensive」は、脆弱性を自動的に探索する脆弱性ハンティング機能に加え、防御策の提示や運用支援までを担う包括的なサイバーセキュリティプラットフォームとして設計される。ClaudeやGPT、Llamaなど複数の大規模言語モデル(LLM)に対応し、環境に応じて柔軟に切り替えられる点が特徴だ。

また、オンプレミス環境での運用にも対応することで、機密情報を扱う企業や組織でも導入しやすく、高額なトークン利用料の抑制にもつながるとしている。高い秘匿性が求められる業界や大規模企業での活用も視野に入れる。

今後は脆弱性ハンティング機能を2026年6月中に提供開始し、その後、包括的なサイバーセキュリティプラットフォームとして9月の正式リリースを目指す。AGESTは今回の提携を足掛かりに、ITやセキュリティ分野におけるパートナーシップを拡大し、自律型AIを活用した次世代のセキュリティ基盤構築を推進していく考えだ。

 

引用元記事:https://voix.jp/business-cards/agest-lazarus-cybersecurity-partnership/