TOPPAN、非クラウド型翻訳ディスプレイを提供開始 高セキュリティ環境での多言語対応を支援

TOPPANホールディングス傘下のTOPPANは4月7日、非クラウド型の透明翻訳ディスプレイ「UCDisplay LIVE」の提供開始を発表した。2026年4月3日より提供しており、通信を必要としない環境でも利用可能な自動通訳機能を備え、公共機関や医療機関、金融機関など高いセキュリティが求められる現場での対面業務の効率化を支援する。

最大の特徴は、会話データを外部サーバーに送信せず、デバイス内で処理を完結する点にある。これにより、情報漏洩リスクやデータ主権の懸念を抑えつつ、安全な多言語コミュニケーションを実現する。

開発の背景には、在留外国人や訪日外国人の増加に伴う多言語対応ニーズの高まりがある。従来の逐次翻訳では発話ごとにタイムラグが生じることに加え、クラウド型翻訳はセキュリティ面の懸念や通信環境への依存が課題となっていた。同製品はこうした課題を解消する手段として開発された。

機能面では、発話と同時に翻訳結果を表示することで会話の中断を最小限に抑制。加えて、翻訳ログの抽出・削除機能や固有名詞登録による精度向上、言語の自動認識機能などを搭載する。参考価格は1台250万円からとしている。

同社は今後、本製品を含む多言語サービス全体で、2028年までに約20億円規模の売上を目指す方針だ。セキュリティと利便性を両立した新たな翻訳ソリューションとして、幅広い分野での活用が期待される。

引用元記事:https://kabu-ir.com/article/520394404.html