NEC、半導体工場向け統合セキュリティを提供開始 OT・ITを横断しAPT対策を強化

NECは2026年度より、半導体事業者を対象とした統合セキュリティパッケージの提供を開始する。半導体工場におけるOT(制御・設備)領域から、ファブシステム、MES、業務システムといったIT領域までを包括的にカバーし、コンサルティングから設計・実装、運用・監視までを一気通貫で支援する。
背景には、2025年10月に経済産業省が公表した「半導体デバイス工場におけるOTセキュリティガイドライン」がある。同ガイドラインでは、「生産目標の維持」「機密情報の保護」「半導体品質の維持」を守るべき重要要素と位置づけ、国家支援を受けた高度な攻撃者(APT)を想定した対策レベルの実現を求めている。
こうした要請を踏まえ、NECはガイドラインの要求事項を反映した統合パッケージを開発した。施設管理に強みを持つNECファシリティーズの知見と、政府機関や重要インフラ向けに監視運用実績を持つNECセキュリティのノウハウを融合している点が特徴だ。
具体的には、NEC自身のセキュリティ対策で培った知見を基にした対策提案に加え、NECセキュリティのAIセキュリティセンターが開発した先端技術を活用。これにより、高精度かつ効率的な攻撃シミュレーションやリスクの可視化を実現する。
さらに、次世代セキュリティサービス「CyIOC(サイオック)」を組み合わせることで、OT領域を含めた継続的な監視・分析が可能となる。これにより、脅威の早期検知と迅速かつ適切な対応を実現し、半導体工場に求められる高度なセキュリティ体制の構築を支援するとしている。
引用元記事:https://enterprisezine.jp/news/detail/24060



