プルーフポイント、AI時代のワークスペース保護を強化 メールとデータセキュリティを統合

日本プルーフポイント株式会社は3月23日、コラボレーションセキュリティおよびデータセキュリティのポートフォリオ全体における新たなイノベーションを発表した。人とAIエージェントが協働する「エージェンティックAIワークスペース」の普及を見据え、その保護強化を図る。

今回のアップデートでは、従来別々に運用されてきたセキュアメールゲートウェイ(SEG)とAPIベースのメール保護を単一の統合アーキテクチャに集約。外部との通信(ノースサウス)をSEGが担い、社内間の通信(イーストウエスト)をAPI保護が補完することで、よりシームレスかつ高度な防御体制を構築する。

さらに、両者で共有される脅威インテリジェンスと行動シグナルを活用し、配信前・配信後の制御を横断的に連携。時間の経過とともに検知精度を高める仕組みを導入した。統合コンソールにより、受信・送信・内部メールを一元管理できるため、ポリシー運用やインシデント対応の効率化、セキュリティ担当者の負荷軽減にも寄与する。

加えて、新たに提供する「AI Data Access Governance機能」では、SaaSやクラウド、オンプレミス環境を横断して、機密データへのアクセス主体を可視化。ユーザーアカウントやサービスアカウントに加え、AIエージェントまで一元的に把握できる点が特徴だ。これにより、不要な権限や不明アカウント、過剰アクセスを特定し、自動修復ワークフローを通じてリスク低減を図る。

また、AIネイティブな「Data Security Posture Management(DSPM)」機能をオンプレミス環境にも拡張。企業全体のデータを横断的に発見・分類し、所在に依存しない一貫した可視性を確保することで、リスクの優先順位付けの精度を高めるとともに、クラウドとオンプレミスに分断された管理環境に起因するリスクの低減を実現する。

これらの新機能は2026年第2四半期から順次提供される予定だ。同社は、データアクセスの可視化にとどまらず、「誰が・何の目的でアクセスしているのか」という意図の理解まで踏み込むことが、AI時代のデータガバナンスの鍵になるとしている。

引用元記事:https://www.excite.co.jp/news/article/Scannetsecurity_54961/