リップル、XRP Ledgerに機密送金とAIセキュリティ導入 金融機関向け機能を強化

リップルは、公共ブロックチェーンの透明性が金融機関の採用障壁となっている課題に対応するため、XRP Ledgerに高度なプライバシー機能とAIを活用したセキュリティ対策を導入する方針を示した。機密性を確保しながら、トークン化資産の管理や財務運用を行える環境の整備を目指す。
今回の中核となるのが、「機密送金(Confidential MPTs)」の導入だ。これはマルチパーパストークン(MPT)規格の拡張として設計され、ゼロ知識証明を活用することで、残高や送金額といった取引情報を暗号化する。発行者は凍結や買い戻しなどの規制対応に必要な管理権限を維持しつつ、第三者からは詳細を秘匿できる仕組みとなる。
これにより、取引データの公開を避けたい銀行や資産運用会社などの機関投資家にとって、パブリックチェーン利用のハードルを下げる狙いがある。
セキュリティ面では、AIを開発プロセス全体に組み込み、コードの自動スキャンやAI主導のレッドチームによる攻撃テストを実施。すでに10件以上の脆弱性を特定しており、システムの堅牢性向上につなげている。
また、次回のレジャーアップデートでは新機能の追加よりも既存機能の改善とバグ修正に重点を置き、金融インフラとしての信頼性向上を優先する方針だ。
事業戦略においても、従来の国際送金領域から、ステーブルコインやカストディ、財務管理ツールを含む包括的な金融基盤へと拡張。XRP Ledgerを中核としたエコシステムの高度化を進める。
引用元記事:https://crypto-times.jp/news-ripple-introduces-confidential-remittance-for-banks/



