GAC、電動駆動制御システムでASIL Dと情報セキュリティの世界初デュアル認証を取得

中国の自動車メーカーGuangzhou Automobile Group(GAC)は3月6日、独自開発した電動駆動制御システム「Quark E-Driveパワードメイン制御システム」が、ドイツの国家認定機関Deutsche Akkreditierungsstelle(DAkkS)の認定を受け、機能安全と情報セキュリティを統合した世界初のデュアル認証を取得したと発表した。認証評価および発行は第三者認証機関SGSが担当した。

同システムは、自動車の機能安全に関する国際規格ISO 26262の枠組みにおいて、最高レベルの安全性を示すASIL D(Automotive Safety Integrity Level D)を取得。ASIL Dは安全に関わる重大な故障に対し、極めて厳格な安全基準を満たすことが求められるレベルであり、今回の認証は同製品が自動車安全に関する世界最高水準の要件を満たしていることを示すものとされる。

認証を受けたQuark E-Driveパワードメイン制御システムは、2025年2月から量産採用されており、GACの電動車ブランドであるHYPTECおよびAIONの複数モデルに搭載されている。単一のメイン制御チップによる高度な統合設計を特徴とする電動駆動システムで、チップ数を削減することでチップ故障に伴うリスクを低減するとともに、モーターコントローラーの効率を最大99.9%まで高めたとしている。

また同システムは、車両サイバーセキュリティ規格ISO/SAE 21434にも準拠し、製品開発ライフサイクル全体にわたる安全設計を完了したことが確認された。

プロジェクトではGACの技術研究センターがSGSの専門家と連携し、開発の各段階で安全設計を強化しながら、工学的な実現性とユーザー体験の最適化を図ったという。

SGS中国の副社長であるZhao Hui氏は「今回の認証取得は、GACの強固な開発体制と技術力を示すものだ」とコメントしている。

GACは今回の認証取得について、電動駆動(e-drive)の安全性における重要な前進であり、インテリジェント電気自動車分野の新たな国際的ベンチマークになるとしている。

引用元記事:https://www.the-miyanichi.co.jp/pressrelease/prwire/613493.html