WithSecure、富士フイルムBIの『IT Expert Services』にEDR/MDRを提供 中堅・中小企業の高度防御を支援

フィンランド・ヘルシンキに本社を置くサイバーセキュリティ企業WithSecureは、富士フイルムビジネスイノベーション(本社:東京都港区)が提供するセキュリティサービス『IT Expert Services』において、「WithSecure Elements EDR and EPP Premium」および「WithSecure Managed Detection and Response(MDR)」が採用されたと発表した。提供開始は2026年2月を予定している。


中堅・中小企業を取り巻く脅威に対応

近年、標的型攻撃やランサムウェア、サプライチェーン攻撃などサイバー脅威は高度化・多様化している。特に中堅・中小企業は、セキュリティ対策に割ける人的・金銭的リソースが限られていることから、攻撃対象となりやすい状況にある。

こうした背景を受け、両社は高度なエンドポイントセキュリティをより導入しやすい形で提供することで、被害の最小化と早期復旧を支援する。


EDRとMDRで24時間体制の防御を実現

EDR(Endpoint Detection and Response)は、端末上の挙動を常時監視し、不審な動きや未知の脅威をリアルタイムで検知・分析するソリューション。従来型アンチウイルスでは見逃されがちな攻撃の兆候や侵入経路の可視化を可能にする。

一方、MDR(Managed Detection and Response)は、専門アナリストが24時間365日体制で監視・分析・対応を代行するマネージドサービス。自社に十分なセキュリティ人材がいない企業でも、高度な防御体制を構築できる点が特長だ。


10年以上の協業実績を基盤に拡張

WithSecureはこれまで10年以上にわたり、富士フイルムビジネスイノベーションのネットワークサービス『beat』においてPC向けアンチウイルス「WithSecure Elements EPP」を提供してきた。現在、同サービスでのEPP稼働台数は10万台以上にのぼる。

今回、『IT Expert Services』の中核機能としてEDRおよびMDRを追加することで、エンドポイント防御からインシデント対応、継続的な改善までを包括的に支援する体制を構築する。


両社コメント

WithSecure日本法人代表執行役員社長の藤岡健氏は、「富士フイルムビジネスイノベーションとの新たな協業を通じ、より多くの企業に安心・安全なIT環境を提供できることを嬉しく思う」とコメント。限られたリソースの中堅・中小企業のセキュリティレベル向上に貢献する姿勢を示した。

また、富士フイルムビジネスイノベーション ビジネスソリューション事業本部副本部長の菊池史朗氏は、「IT運用支援に加え、より高度なセキュリティ対策まで支援するサービスへ進化させる」と述べ、「何も起こらない、何も心配がないオフィス環境」の実現を目指す方針を示した。


今回の協業により、中堅・中小企業でも大企業水準のエンドポイントセキュリティ対策を導入しやすい環境が整うことになる。両社は今後も連携を強化し、国内企業のサイバー防御力向上を後押ししていく。

引用元記事:https://news.nifty.com/article/economy/business/12365-4978900/