Discord、未成年者向け安全ツールを世界展開 3月から全アカウントに“ティーン設定”をデフォルト適用

Discordは、10代ユーザーの安全性強化を目的とした新たな安全ツールを世界的に導入すると発表した。3月初旬から順次適用され、新規・既存を含むすべてのアカウントに対し、未成年者向けのデフォルト設定が有効となる。

今回のアップデートでは、年齢が確認されるまで全アカウントがティーン向けモードで運用される。機密性の高いコンテンツや成人とのダイレクトメッセージ(DM)は自動的に制限され、年齢制限付きサーバーへのアクセスもブロックされる。影響は、世界で月間2億人以上のユーザーに及ぶ。

主な変更点

  • ティーン向けデフォルト設定の自動適用

  • 成人から未成年へのDMを原則ブロック

  • 年齢制限付きサーバー・チャンネルへのアクセス制限

  • センシティブな画像やメディアを自動でぼかすフィルター

年齢確認プロセスを導入

制限を変更したい場合、ユーザーは法定年齢に達していることを証明する必要がある。確認方法は2種類。
1つは、生体認証データを保存しない顔認識技術によるセルフィー認証。
もう1つは、公的身分証明書を一時的に提出する方法で、データは分析後すぐに削除される。

同社は、提出された画像や書類を保存せず、生体認証データも保持しないと強調。成人アカウントは自動識別され、繰り返し確認を求められることはないとしている。

未成年アカウントへの主な保護措置

ティーンと識別されたアカウントには、より厳格な制限が自動適用される。不明な成人からのDMはデフォルトでブロックされ、年齢制限付きサーバーへの参加は不可となる。音声チャンネルやライブ配信でも安全基準が強化され、検索やタイムライン上の機密性コンテンツは自動でぼかされる。

ティーン評議会を設立

Discordは、13〜17歳の若者10〜12人で構成される「ティーン評議会(仮称)」を設置予定。まずは米国で募集を開始し、他国への拡大も計画する。若年ユーザーの視点を取り入れ、今後の機能開発や安全ポリシーの改善に反映させる。

世界的な規制強化の流れ

近年、各国で未成年者保護を目的とした規制が強化されている。オーストラリアでは特定SNSで16歳未満の利用を禁止。欧州諸国でも企業責任を明確化するガイドラインが進む。ブラジルでもデジタル児童青少年法によりプラットフォームの義務が拡大している。

YouTubeやRobloxでは既に顔認識による年齢確認を導入。TikTokやInstagramもフィルターやペアレンタルコントロールを強化しており、今回のDiscordの対応もこうした世界的潮流に沿ったものといえる。

段階的に導入、プライバシー保護を重視

新ルールは3月初旬から段階的に実施される。既存ユーザーには自動設定の通知が送られ、未認証の成人にも一時的に同様の制限が適用される。コミュニティへの影響を抑えながら移行を進める方針だ。

同社は、年齢確認において個人情報を保持しない設計を採用し、各国のデータ保護規制に準拠すると説明している。

今回の施策により、ティーンユーザーはより安全な環境で学習やゲーム、交流を継続できるとしており、保護と自由なコミュニケーションの両立を目指す姿勢を打ち出している。

引用元記事:https://www.mixvale.com.br/2026/02/11/discord%E3%80%813%E6%9C%88%E3%81%8B%E3%82%89%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%82%92%E7%BE%A9%E5%8B%99%E4%BB%98%E3%81%91%E9%9D%92%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA-ja/