JumpCloud、ベンチャー投資部門「JumpCloud Ventures」設立 アイデンティティ・AI分野のアーリーステージ企業を支援

IT管理とアイデンティティセキュリティを統合するプラットフォームを展開する米JumpCloud Inc.は、新たにベンチャー投資部門「JumpCloud Ventures」を設立したと発表した。アイデンティティ、セキュリティ、AI、IT生産性といった分野で革新を目指すアーリーステージ企業への投資・支援を行う。あわせて、採用プロセスにおけるアイデンティティ詐欺対策を手がけるスタートアップTofuへの初回投資も明らかにした。
CEOのRajat Bhargava氏は、自身が創業者として企業をゼロから育ててきた経験に触れ、「現在の規模に到達したJumpCloudは、次世代のイノベーターを支援する段階にある」とコメント。JumpCloud Venturesは資金提供にとどまらず、同社の知見や顧客基盤、ネットワークへのアクセスをポートフォリオ企業に提供する。一方で、製品戦略や統合方針を強制することはなく、各社の独立性を尊重する姿勢を打ち出している。
初の投資先となるTofuは、採用やオンボーディング段階で発生するアイデンティティ詐欺リスクに対応するプラットフォームを開発している。リモートワークの拡大に伴い、従業員が企業システムにログインする前の段階から攻撃が始まるケースが増加しており、採用プロセスにおける本人確認の重要性が高まっている。Bhargava氏は、採用プロセスが見過ごされがちなアイデンティティリスクの起点になっていると指摘し、Tofuの取り組みに期待を示した。
Tofuの共同創業者兼CEOであるJason Zoltak氏は、「JumpCloudからの支援は、自社の課題設定とビジョンが評価された証だ」と述べる。AIとリモートワークが広がる環境下で、採用段階から信頼を構築する新たな基盤の提供を使命に掲げており、JumpCloudとの連携を通じてその実現を加速させる考えだ。
JumpCloudはこれまで、アイデンティティを軸にセキュリティとIT管理の統合を推進してきた。今回のベンチャー部門設立は、エコシステム全体でのイノベーションを促進し、アイデンティティを起点とした次世代セキュリティ基盤の強化を図る戦略の一環といえる。
引用元記事:https://www.atpartners.co.jp/news/2026-02-11-jumpcloud-an-it-security-company-strengthening-identity-foundations-establishes-its-venture-division-jumpcloud-ventures



