Netskope（NASDAQ: NTSK）は、Microsoftとの協業を強化し、クラウドやAI環境向けに高度なエンタープライズセキュリティ機能の提供を開始した。今回の提携により、企業は最新のデジタル環境に対応した柔軟かつ堅牢なセキュリティ体制を構築できる。

長年の協業を基盤に

NetskopeとMicrosoftは長期にわたる協業を通じ、エンタープライズユーザーがMicrosoft製品への投資効果を最大化できる支援を実施。今回、Netskope OneとMicrosoftツールの統合を強化し、AI技術を活用した高セキュリティ環境の提供を実現する。

包括的なデータ保護

Netskope OneとMicrosoft Purviewの統合により、企業はエンドポイント、SaaS、IaaS、ネットワークトラフィックを横断して統一的なデータ損失防止（DLP）対策を実施可能となる。これにより、リアルタイムの脅威検出、データガバナンスの確立、コンプライアンス遵守を一元化できる。

Microsoft Entra GSAとの連携

さらに、Netskope One SSEはMicrosoft Entra Global Secure Access（GSA）と統合され、クラウドDLP機能や高度な脅威保護がID・アクセス管理と連動。企業は場所やアクセス環境に関わらず、機密データを安全に保護できる。

AI活用も安全に

Microsoft 365 Copilot向けNetskope CASB APIの提供により、企業はCopilotを活用しつつセキュリティを維持可能。利用状況の把握やポリシー適用を通じて、機密情報の誤共有や漏えいを防ぎ、安心してAIソリューションを導入できる環境が整った。

業界での評価

Netskopeはクラウド・AI時代におけるSSE/SASE領域でリーダーとして評価されており、ガートナーの2025年レポートでも高い評価を受けている。Netskope最高製品責任者ジョン・マーティン氏は、「この統合により、企業はセキュリティを確保しながらクラウドやAIを活用できる」とコメントしている。

今回の提携は、現代企業のセキュリティニーズに応える重要な一歩となると期待される。

引用元記事：https://news.3rd-in.co.jp/article/44d35ed0-cff6-11f0-981c-9ca3ba083d71