愛知皮革工業、クラウド導入で情報セキュリティ強化と運用効率化

愛知皮革工業株式会社は、自動車業界におけるサイバーセキュリティ強化を目的に、クラウドサービス「AssetView Cloud +」を導入した。従来のオンプレミス型管理では課題となっていた拠点ごとのPC管理やログ管理を、クラウドにより効率化し、業務運営の透明性とセキュリティの両立を目指す。
企業概要と背景
1957年創業の愛知皮革工業は、トヨタ自動車をはじめとする国内大手企業に皮革製品を提供。ハンドルやシフトノブの革巻き製品を中心に、電工サックやインテリア製品も手掛ける。企業理念として「皮革製品づくりを通じて人々の幸福を育む」を掲げ、環境や健康に配慮したものづくりを推進している。
自動車業界ではサイバー攻撃が現実の脅威となっており、セキュリティ対策の重要性が増している。愛知皮革工業も従来はオンプレミス型システムで情報漏洩対策を行ってきたが、管理やログ収集の効率化が課題となっていた。
AssetView Cloud +の導入と特徴
「AssetView Cloud +」は、PC操作やメール送信のログを一元管理できるクラウドサービス。社内の情報を迅速に把握でき、サイバーセキュリティガイドラインに対応したメール送信ログの取得も可能であることが、導入の決め手となった。
このサービスは、情報資産やIT資産を「ヒト」を基準に管理する新しいアプローチを採用。従業員の操作ログを取得し、業務の透明性を高めるほか、不正操作が発生した場合には即座に管理者に通知し、利用者へ警告を送信する機能も備えている。
提供元ハンモックの役割
「AssetView Cloud +」を提供する株式会社ハンモックは、法人向けソフトウェアメーカーとして、企業ニーズに応じた柔軟かつ高品質なサービスを展開。IT運用の簡素化と投資効果の最大化を目指し、クラウドによる情報管理ソリューションを提供している。
まとめ
愛知皮革工業の「AssetView Cloud +」導入により、業界特有のセキュリティ課題に対応しつつ、業務運営の効率化が期待される。今後、クラウドサービスが同社の成長や安全な運用体制の強化にどのように寄与するかが注目される。
引用元記事:https://news.3rd-in.co.jp/article/38ef9090-cff4-11f0-b9b7-9ca3ba083d71



