BIPROGY、Microsoft 365向け「運用支援サービス」提供開始 セキュリティ重視で環境最適化

BIPROGY株式会社は12月2日、Microsoft 365の導入・構築・展開・利活用を支援する「Microsoft 365向けエンタープライズサービス」において、セキュリティを中心に据えた運用体制の最適化を支援する「Microsoft 365 運用支援サービス」の提供開始を発表した。

本サービスは、Microsoft 365導入企業に対し、セキュリティ基準の維持・管理と運用上の課題解決を支援し、安全かつ信頼性の高い環境の維持を目指すもの。設定やポリシーの見直し・再設計を通じ、運用体制の最適化を実現する。

サービスは以下の4つのメニューで構成される。

  1. ID&アクセス管理サービス
    不正アクセスやアカウント乗っ取りリスクの低減を支援。Microsoft Entra IDを中心にクラウドIDのユーザー管理、条件付きアクセスポリシーの設計、セキュリティ監視、アプリケーション連携(SAML/SCIM)の証明書更新、利用状況レポート作成などを提供し、ID管理の効率化とセキュリティ強化を実現する。

  2. コラボレーションツール運用サービス
    Exchange OnlineやMicrosoft Teamsなどの業務ツールの運用を支援。誤った共有設定やゲストアクセス管理の不備を防ぐポリシー設計・監視、Exchange Online ProtectionやTeamsポリシーの適用、セキュリティ監視、メールボックス・電話帳・メールフロー管理、チーム・ゲスト管理、利用状況レポート作成を通じて、安定したコミュニケーション基盤を提供する。

  3. PC&スマートデバイス管理サービス
    社外アクセスやBYODの普及に対応し、デバイスのセキュリティ状態の把握・制御を支援。Microsoft Intuneによる一元管理、コンプライアンスポリシー適用、セキュリティ監視、デバイス管理、アプリ配布時のバージョン更新対応、利用状況レポート作成を提供する。

  4. セキュリティ監視運用サービス
    インシデントの早期発見と被害最小化を目的に、リアルタイムで脅威を検知・対応する体制の整備を支援。Microsoft Defender for EndpointおよびMicrosoft Defender for Cloud Appsを活用し、セキュリティ対策の実装、脅威監視、利用状況の把握、問い合わせ対応まで一貫して提供することで、多層的なセキュリティ運用を実現する。

BIPROGYは本サービスにより、企業のMicrosoft 365環境における安全性と運用効率の向上を支援し、セキュアで信頼性の高い業務環境の実現を目指す。

引用元記事:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/2067961.html