AWS、3種の自律型AIエージェントを発表 コード管理・セキュリティ・DevOpsを自動化

Amazon Web Services(AWS)は米国時間12月2日、ラスベガスで開催中のイベント「re:Invent」にて、新たな3種類のエージェント型AI技術を発表した。これらは単なるコード生成にとどまらず、リポジトリー管理やセキュリティ監視など、多様な関連タスクを包括的に処理できるのが特徴だ。
AWSによると、同社が「フロンティアエージェント」と呼ぶこれらAIは、人間の介入なしに数時間から数日間稼働可能な自律型エージェントであり、DevOps運用やセキュリティ対策の自動化に寄与する。
コード管理向けの**「Kiro」エージェント**は、リポジトリー関連の処理を担当し、永続的なコンテキストを保持しながら、プルリクエストやフィードバックを継続学習。バグのトリアージからコード品質向上に至るまで、複数のリポジトリー横断で対応できる。
**「AWS Security Agent」**は、企業のセキュリティ基準に基づいてコードや設計書の準拠状況を自動チェックし、侵入テストを高速化。複数アプリケーションを同時に検証できる点も特徴だ。
**「AWS DevOps Agent」**は、アプリケーションの障害発生時に根本原因分析を自動実施。「Amazon CloudWatch」「Dynatrace」「Datadog」「New Relic」「Splunk」などの監視ツールや、コード・ランブック・CI/CD情報からリソース関係性を学習し、迅速な問題解決を支援する。
Kiroエージェントは開発者向けサイトからすぐに利用可能。Security AgentとDevOps Agentについては、AWS管理コンソール経由でアクセスできる。
引用元記事:https://japan.zdnet.com/article/35241172/



