NEC、シスコと協業しAIガバナンスサービスを拡充—12月より提供開始

NECは、金融・製造業や公共機関・自治体を中心とした顧客向けに、NECのコンサルティングサービスとシスコシステムズ合同会社(以下シスコ)が提供するAIセキュリティソリューション「Cisco AI Defense」を組み合わせたAIガバナンスサービス3種を、本年12月より提供開始します。これにより、AIガバナンスの成熟度アセスメントやポリシー・ガイドライン策定に加え、AIシステムに対するテクノロジーを活用したリスク対策も可能となります。NECは、これらのサービスを通じて企業の業務高度化を支援し、誰もが安全・安心にAIを業務に活用できる社会の実現に貢献します。
新サービスの位置づけ
生成AIを含むAIの社会実装が進む中、事実に基づかない出力や著作権・プライバシー侵害、外部ツールとの連携による誤実行など、さまざまなリスクが顕在化しています。従来のサイバーセキュリティ対策だけでは対応が難しく、AIの公平性・透明性・安全性を確保するAIガバナンスの構築が求められています。
NECは2019年に「AIと人権に関するポリシー」を策定し、AIガバナンス基本規定やAIリスク管理マニュアルの整備・運用を通じてAIリスクの低減に取り組んできました。これまでの経験をもとに、現在は顧客のAIガバナンスを支援するコンサルティングサービスを提供しています。
新たに提供する3種のサービス
今回の提供開始により、既存5種のサービスに加え、以下の3つのサービスが加わります。
AIシステムリスクアセスメント
生成AIを含むAIシステムにおけるリスクを、発見・検出・保護の各フェーズで評価し、リスク低減策を提示。AIガバナンスプラットフォーム導入
NECのコンサルティングとシスコの「Cisco AI Defense」を組み合わせ、AIガバナンスを技術的に支援するプラットフォームを導入。AIリスクモニタリング
AIシステムの運用中のリスクを継続的に監視し、早期警告や改善策の提供を実施。
NECは、2025年3月より「Cisco AI Defense」の先行評価に取り組み、日本語性能向上にも貢献。シスコとの協業と実証で蓄積した知見を活かし、顧客のAIシステム導入・運用を支援します。
引用元記事:https://jpn.nec.com/press/202512/20251202_02.html



