NECは2025年11月17日、独自の脅威インテリジェンスとAI技術を融合した次世代サイバーセキュリティサービス「CyIOC（サイオック）」の提供を開始しました。

「CyIOC」は、グローバル4拠点のCyber Intelligence & Operation Centerを司令塔とし、サイバー攻撃の予兆把握から防御、インシデント対応までを包括的に支援します。サイバー攻撃は過去10年で約10倍に増加し、企業の事業継続を脅かす深刻なリスクとなっており、NECはこれに対応するため、独自インテリジェンスとAIを組み合わせたプロアクティブな防御サービスを提供します。

「CyIOC Cyber Security Protection Package」の主な特徴

1. 脅威の早期把握
   専任のCyber Threat Intelligenceチームがダークウェブや地政学リスクを分析し、日本を標的とする潜在的な攻撃兆候を把握。

2. AIによる迅速な対応
   従来のMSSで培った分析ノウハウをAIで自動化し、侵害検知から報告までの時間を大幅に短縮。

3. 24時間365日グローバル監視
   日本、APAC、EU、USの4拠点で24時間体制の監視・運用を実施。運用基準には米国政府機関が遵守する「NIST SP800-171」を採用。

提供価格は最小構成で月額300万円から。NECは2030年度に約400億円の売上を目指しています。

さらに今後、NEC開発の生成AI「cotomi」を活用した2種類のAIエージェントを組み込み予定です。

• 脅威レポート生成AI：企業・業種・システムに応じたサイバー脅威情報を収集・分析し、攻撃シナリオや被害を解説。

• 事業リスクアセスメントAI：攻撃が成立した際の被害額を自動推定し、セキュリティ対策案とともに提示。

NECは、価値創造モデル「BluStellar」のもと、CyIOCを中核としたセキュリティサービスを提供することで、日本のデジタルインフラを安全・安心に保護し、企業の事業継続とサイバーリスク対策を支援していきます。

引用元記事：https://ai-market.jp/news/nec-cyioc-cyber-security-service/