三菱ケミカル、マクニカのASM「Macnica Attack Surface Management」を導入

〜外部攻撃面管理を自動化し、グローバルのセキュリティ対応を強化〜

株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市)は、三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区)が、マクニカの自社開発ソリューション「Macnica Attack Surface Management(Macnica ASM)」を導入したことを発表しました。


■導入背景

近年、外部公開資産に起因するサイバー攻撃が増加し、国内外の関係会社や子会社が狙われています。三菱ケミカルでも、多数のグループ会社において資産管理や統制が十分に行き届かない課題がありました。
従来は外部公開資産の管理を手作業で行っていたため、脆弱性情報の収集・確認に負担がかかり、網羅性や対応スピードに限界がありました。


■Macnica ASM選定の理由

三菱ケミカルでは複数製品を比較検討した結果、以下の理由でMacnica ASMを選定しました。

  • 比較製品より約20%多くドメインを検出できる高い網羅性

  • 過検知が少なく、運用負荷を大幅に削減

  • 脅威動向や独自インテリジェンスに基づく高精度なリスク評価


■導入効果

導入後半年間の成果として、以下が確認されています。

  • 脆弱性情報の収集・選別作業の自動化により作業効率が向上

  • 資産と脆弱性の紐付け自動化により対応フローがスムーズ化

  • フォレンジックサービスの利用が必要なインシデントを未然に防止

  • グローバルメンバーとの連携強化、現地対応レベルの向上

  • 通知機能活用により、現場からの対応報告が具体化しガバナンスの透明性・信頼性が向上


■今後の展望

三菱ケミカルは日本本社での運用を通じ、国内外グループ各社への展開を行っています。今後はグローバル標準としての採用を目指し、海外グループ会社との連携強化やレポート機能の充実による傾向分析を次のセキュリティ施策に活用していく予定です。

引用元記事:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/2062001.html