日本プルーフポイント株式会社は9月23日、人とAIエージェントが協働する自律型AI（Agentic AI）ワークスペースを保護するための4つの主要イノベーションを発表しました。

今回発表された新機能は、自律型AIワークスペースにおける以下の課題に対応することを目的としています。

1. AIアシスタントへの標的型攻撃からの保護

2. 人とAIエージェントによるデータ損失の防止

3. 生成AIやAIエージェントの行動に対するガバナンスの確立

4. セキュリティ担当者によるAI活用でのコラボレーションとデータ保護の自動化

具体的な機能としては以下の通りです。

• メール経由のAI悪用検知と防止
  　「Proofpoint Prime Threat Protection」による悪意あるプロンプトを埋め込んだメールを受信前に遮断し、人とAIエージェントの安全なやり取りを実現します。

• 統合型データセキュリティとガバナンス
  　「Proofpoint Data Security Complete」は、自律型カスタム分類（Autonomous Custom Classifiers）によって、高精度かつ動的なデータ分類を自動化。
  　「Proofpoint AI Data Governance」は、承認済み・未承認のAIツールの利用状況を可視化し、データ持ち出しやプライバシー侵害を防ぐポリシー適用を自動化します。

• AIエージェントによるデータ流出防止
  　「Proofpoint Secure Agent Gateway」は、AIエージェントのアクセス制御、アクティビティ監視、機密データポリシーの適用、データ共有前のブロックやマスキングを提供します。

• セキュリティ運用を加速するAIエージェント群
  　「Proofpoint Satori Agents」はセキュリティ業務の効率化を支援。さらに「Proofpoint Satori MCP Access」を通じて、他のエージェント（CrowdStrike CharlotteやMicrosoft Copilotなど）とのプラットフォーム間連携も可能になります。

プルーフポイントのCEO、Sumit Dhawan氏は、「自律型AIワークスペースは現実の働き方に大きな変化をもたらしており、人とAI、そしてその接点まで保護することがHuman-Centricセキュリティの次の進化です」と述べています。

同社はこれらの新機能をプラットフォーム全体で順次展開する予定です。

引用元記事：https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2025/10/02/53721.html