Securitas社、ローデ・シュワルツと戦略的提携 ミリ波スクリーニング技術でデータセンターのセキュリティを強化

セキュリティ大手のSecuritas社は、ローデ・シュワルツ(Rohde & Schwarz)との戦略的パートナーシップを締結し、ミリ波技術を活用した通行者スクリーニングをデータセンター向けの物理的セキュリティソリューションに統合すると発表した。急速に拡大するデータセンター分野において、内部不正やデータ窃取などのリスクに対応し、セキュリティ水準を大幅に引き上げることを目指す。

今回導入されるのは、ローデ・シュワルツの「Quick Personnel Security Scanner(QPS)」。世界中の政府機関などで採用実績を持つ同技術は、AIを活用してリアルタイムに脅威を検知し、警備員の判断をサポートする。非接触型かつ高精度なスクリーニングにより、業務効率の向上や人員配置の最適化、遠隔監視も可能になる。

Securitas社グローバル・クライアント・データセンター部門のMilton Plet上級副社長は、「技術が人の役割を置き換えるのではなく強化するものだと示す好例だ。社員の専門性とリアルタイム情報の組み合わせで、より良い意思決定を実現できる」とコメントした。

ローデ・シュワルツのAndreas Hagele副社長も「これまで政府機関中心だったセキュリティ・スキャナをデータセンターにも展開できる意義は大きい」と述べており、両社はカスタマイズされたソリューションの提供を通じて、変化する脅威に対応していく方針だ。

Securitasは90年以上にわたり世界で安全を提供してきた実績を持ち、今回の提携を通じて「よりスマートで適応性に優れたデータセンター向けセキュリティ」の確立を目指す。

引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000104512.html