サイバーセキュリティクラウド、全社的な生成AI活用で業務生産性3倍を目指す

サイバーセキュリティクラウドは、全社員の積極的な生成AI活用を推進する新方針を発表し、2028年までに業務生産性を3倍に引き上げることを目指すとしました。現在、同社の約9割の社員が日常業務で生成AIを活用していますが、利用スキルや活用範囲に個人差があることから、全社的なステップアップを図ることが目的です。

具体的には、プロダクト研究開発サイクルの短縮、セールス・マーケティングの高度化、顧客コミュニケーション支援、グローバル展開支援、経営意思決定支援、採用業務改革、会議運営効率化、脅威インテリジェンス自動化、セキュリティ分析の標準化など、業務プロセス全体を再設計し、生成AIの活用を促進します。

また、社員がより複雑で創造的な業務にAIを活用できるよう、体系的なトレーニングと実践機会を提供。さらに、機密情報の取り扱いや倫理的な利用のガイドラインを強化し、AI利用のセキュリティとガバナンスも徹底します。

これにより、年間3万9,600~6万7,200時間の業務時間削減を見込み、社員1人あたり月間19~32時間の時間を創出。プロダクト開発のスピードと品質向上、データ分析やアイデア検証の迅速化によるイノベーション促進、単純作業削減による社員エンゲージメント向上が期待されます。

渡辺洋司 CTOは、「この取り組みは単なる業務効率化ではなく、全社員の創造性と付加価値の最大化を目指すものです。全社で高度かつ標準化されたAI活用体制を築くことは、プロダクト開発力やセキュリティサービス品質を飛躍的に高め、革新的なサービス創出につながる」とコメントしています。

引用元記事:https://japan.zdnet.com/article/35238189/