セコムトラストシステムズ、環境配慮型データセンター「セキュアデータセンターTC4」を10月1日開設

セコムのグループ会社、セコムトラストシステムズは9月2日、東京都内に新設する「セキュアデータセンターTC4」のサービスを2025年10月1日から開始すると発表した。施設では実質再生可能エネルギーを100%使用し、環境負荷にも配慮する。
データセンターの特徴
「セキュアデータセンターTC4」は、1000ラック規模の施設で、オンプレミス、パブリッククラウド、プライベートクラウドを組み合わせたハイブリッド環境を提供可能。クラウド接続サービス「ATBeX」を利用することで、顧客のIT環境とメガクラウドをシームレスに接続できる。
セキュリティ体制
24時間365日体制の有人管理を基本とし、セコムAIカメラやAI行動検知システムで不正行為、転倒・急病、暴力・破壊なども検知する。また、セキュリティロボット「cocobo」を巡回警備や点検に活用。ボディースキャナーやX線検査器で外部からの記録媒体や不審物の持ち込みも防止し、USBなどの小型デバイスも検知可能。さらに、同社のセキュリティエンジニアが顧客のIT資産における攻撃可能ポイントを調査する「アタックサーフェス調査」も提供する。
施設・設備の概要
地下1階・地上4階、都心から30分圏内に立地
床耐加重:1平方mあたり1.5t
震度7の地震でも稼働可能な免震構造
杭基礎(高支持力既製コンクリート杭)
2カ所の変電所からの特別高圧受電(本線予備線方式)
非常用発電機・無停電電源装置などバックアップ電源完備
受電容量:10MW
太陽光・風力による自然エネルギー利用、地中熱空調採用
この施設により、顧客は高い安全性と堅牢性を兼ね備えたIT環境を利用でき、環境にも配慮したデータ運用が可能になる。
引用元記事:https://japan.zdnet.com/article/35237452/



