丸紅ネットワークソリューションズは、米Forescout Technologiesが開発したネットワーク可視化ソフトウェア「Forescout（フォアスカウト）」の販売を開始しました。本製品は、エージェントのインストールが困難なIoT/OT（制御技術）機器や端末も含め、ネットワーク上のデバイスを一元的に可視化し、工場や社会インフラの安全な運用を支援します。

近年、工場や設備のデジタル化・IoT化が進む中、OTネットワークがITネットワークと密接に連携することで、ランサムウェアや標的型攻撃による工場停止のリスクが高まっています。こうした背景から、OTシステムの脆弱性に対応する需要が増加しています。

「Forescout」は、スイッチのミラーポートやARPテーブルからネットワーク上のデバイスを検知し、必要に応じてポートスキャンやSNMP/WMI通信を活用して機器情報を取得。機能やメーカー、機種などを自動分類し、ネットワーク全体を可視化します。

さらに、セキュリティポリシーを登録することで、各機器がポリシーに適合しているかを確認可能。ポリシー違反が検知された場合には、メール通知、修復スクリプトの起動、スイッチ連携による不正端末の遮断など、迅速な対応が可能です。

引用元記事：https://it.impress.co.jp/articles/-/28320