シンビオティック、ユニバーサル・ステーキングに「External Rewards(外部報酬)」を導入

ユニバーサル・ステーキング・プロトコルを展開し、EigenLayerの競合として知られるシンビオティック(Symbiotic)は、2025年8月27日、ネットワークがステーキング参加者やノードオペレーターに独自のトークンベースのインセンティブを提供できる新機能「External Rewards(外部報酬)」を導入しました。

この仕組みにより、各プロトコルはネイティブトークンやポイントをシンビオティックのプラットフォームを通じて直接配布でき、同社の経済調整メカニズム「Symbiotic Point」と重ね合わせることが可能となります。ステーキング参加者や貢献者は、すべての報酬を単一のインターフェースで確認でき、ネットワーク全体における自身の経済的貢献を包括的に把握できます。

シンビオティックの共同創設者 ミーシャ・プチャティン(Misha Putiatin)氏は次のようにコメントしています。

「今回のローンチは、シンビオティックおよび共有セキュリティエコシステム全体にとって極めて重要な瞬間です。外部報酬は、私たちが積み重ねてきた努力の成果であり、新しいプリミティブや機能を提供することで、他のプロジェクトがその上に開発できる基盤をさらに強化します。」

すでに複数のプロトコルが外部報酬を活用しており、相互運用性プロトコルのハイパーレーン(Hyperlane)は、クロスチェーン「Warp Routes」を保護する参加者に対してHYPERトークンによる報酬を提供しています。

シンビオティックのユニバーサル・ステーキング・フレームワークは現在、イーサリアム(ETH)のようなリキッド・リステーキング資産から、ハイブリッド型やネイティブ型のステーキングモデルまで幅広くサポート。報酬とセキュリティインセンティブを統合することで、モジュラーエコシステムのためのクリプトエコノミクス調整レイヤーとなることを目指しています。

同社はプレスリリースで次のように強調しました。

「外部報酬のローンチは、ユニバーサル・ステーキングをモジュラーかつマルチチェーンのインフラにおけるクリプトエコノミクス調整レイヤーとするという、シンビオティックのミッションに基づくものです。」

引用元記事:https://www.coindeskjapan.com/310045/