デジタルデータソリューション、次世代SOCサービス「D-SOC」ラボを開設 ― 国内外に拠点展開へ

デジタルデータソリューション株式会社は8月25日、次世代のセキュリティ情報イベント管理(SIEM)およびセキュリティ監視センター(SOC)サービス「D-SOC」に対応するラボを新設し、記者発表会を開催した。
同社代表取締役社長の熊谷聖司氏は、SOC設立の背景としてサイバー攻撃の増加を挙げ、同社が過去4年間で対応したサイバーインシデントは2万件を超えると説明。攻撃被害を受けた企業のうち66.7%が2回以上被害に遭っており、初回被害時の対策強化が極めて重要だと強調した。
「D-SOC」は、社内PC、サーバー、クラウドなどあらゆるログを収集・分析し、24時間体制で有人監視を行うSOCサービス。マルウェア感染や脆弱性を突いた攻撃などの兆候を検知し、被害発生前に通信遮断や隔離といった対応を可能にする。従来の多層防御だけでは防ぎきれない巧妙な攻撃に対し、初期侵入段階から検知・防御できる点を強みとしている。
サイバーセキュリティソリューション事業部長の下里和可奈氏は「D-SOCはPC、サーバー、クラウドを横断して監視し、AIを活用した相関分析で高度な脅威も検知可能。被害を未然に防ぐことを目指す」と説明。
今回開設されたラボは、アナリストやホワイトハッカーが常駐する「D-SOC&フォレンジックエリア」、データ復旧を担う「データ復旧エリア」、さらに顧客対応を行う営業部門をワンフロアに集約。検知から通知、クレンジング、データ復旧まで一貫対応でき、侵入後も最短即日で初動対応を行える体制を整えた。
今後は海外にも展開し、最初の拠点としてハノイ(ベトナム)が9月に稼働予定。さらにロンドン(英国)、ヒューストン(米国)での開設も進めているという。
引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/789187e5201d64845f0ac789b98cc8cbe6f7e6ee



