SCSKセキュリティ、Palo Alto NetworksのUnit42と国内初協業

〜世界最先端の脅威インテリジェンスで日系企業の「脅威主導型防御」を支援〜

SCSKセキュリティ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:小峰 正樹、以下「SCSKセキュリティ」)は、サイバーセキュリティのグローバルリーダー Palo Alto Networks社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Nikesh Arora)の脅威インテリジェンスおよびインシデントレスポンス専門チーム Unit42(ユニットフォーティーツー) と、2025年8月より日本国内で初めて協業を開始します。

本協業によりSCSKセキュリティは、従来の「事後対応型」から脱却し、攻撃を未然に察知・防御する 「脅威主導型防御(Threat-Informed Defense)」 を日系企業に展開。先進的かつ戦略的なセキュリティ体制の構築を支援します。


1. 協業の背景

近年、AIを活用したサイバー攻撃の高度化やサプライチェーンを狙うランサムウェア攻撃が深刻化し、企業活動への影響が拡大しています。
一方、SCSKセキュリティが実施した調査(※1)では、約6割の企業がCSIRTを未整備約4割がセキュリティ人材の確保・育成を課題 としており、依然として「事後対応型」に留まる現状が浮き彫りになっています。

こうした課題に対し、グローバルで実績を持つUnit42の 脅威インテリジェンス(※2)インシデントレスポンス(※3) の知見を取り入れることで、日本企業の予防的・戦略的な防御力強化を実現します。

※1 「国内大手企業におけるサイバーセキュリティ実勢調査2024年版」
※2 攻撃者の手口や活動を収集・分析し、防御に役立てる情報
※3 インシデントの特定から影響最小化・復旧までの一連の対応プロセス


2. 協業による提供価値

  1. 世界最先端の脅威インテリジェンス活用
    • 海外で観測された最新攻撃手法を国内企業の防御に反映し、インシデント対応時間を大幅に短縮。
  2. グローバルCSIRT運営の高度化
    • Unit42の知見とSCSKセキュリティの実績を融合し、初動対応力を強化。被害範囲を最小化し事業継続性を確保。
  3. コンサルティングの戦略性強化
    • 従来の診断・アセスメントに加え、精緻な脅威分析に基づくリスク評価と戦略的提案を提供。経営層の意思決定を支援。

3. 今後の展開

SCSKセキュリティは2025年4月、Palo Alto Networks認定の Cyber Risk Management Proficiency を取得。Unit42の 国内唯一のオフィシャル認定パートナー としてサービスを販売しています。今後はリテイナー契約顧客を中心に、Unit42を活用した高度なインシデントレスポンス・脅威インテリジェンスサービスを展開していきます。

引用元記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP695701_S5A820C2000000/