富士フイルムBI、医療機関向けIoMTデバイス管理サービスを展示

― 医療機器やPCのリスクを自動検知・可視化 ―

富士フイルムビジネスイノベーションは、医療機関のネットワークに接続されている医療機器やPCなどのIT機器を一元管理し、リスクを含めて可視化する「IT Expert Services IoMTデバイスマネジメントサービス(以下、IoMTサービス)」を展示した。

IoMTサービスは、医療機器(Internet of Medical Things:IoMT)、PC、モバイル端末、OT(制御系システム)といったネットワーク接続機器を自動で検知。OSやファームウェアの稼働状況、セキュリティリスクを一括して把握できる。

これまで医療機関では、電子カルテ端末などは情報部門が管理する一方、部門システムや医療機器付属PCは管理対象外となり、セキュリティホールとして攻撃リスクを抱えるケースが多かった。IoMTサービスではネットワーク通信データを利用して機器を一覧化できるため、専用ソフト(エージェント)のインストールは不要となる。

さらに、PCの稼働状況やサイバーリスク分析、IoMTの使用状況をダッシュボードで可視化し、病院運営に役立つ情報を提供。日々の管理に加え、セキュリティリスクや潜在的な脆弱性への対応策をまとめたレポートを四半期ごとに発行し、中長期的なセキュリティ強化も支援する。

引用元記事:https://www.innervision.co.jp/sp/report/imhs/2025/repo/fujifilm_bi_report