マネージドCNAPPサービスでクラウド運用負荷の軽減も支援

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（CTC）は2025年8月19日、Wiz Cloud Japan株式会社のクラウドセキュリティプラットフォーム「Wiz」の取り扱いを開始すると発表しました。また、9月からはクラウド環境における統合的なセキュリティ対策の導入・運用支援サービス「マネージドCNAPP」の提供も開始します。

「Wiz」の特徴

「Wiz」は、クラウド環境の構成、アプリケーション、ID、データなどを一元的に保護するCNAPP（Cloud-Native Application Protection Platform）ソリューションです。アクセス権限、開放ポート、データ暗号化などの設定ミスを検出し、リスクの優先度を総合的に判定可能。API経由で各種クラウド環境に接続するため、専用ソフトウェアのインストールを不要とし、短期間でリスク可視化を実現します。

サービスは以下の3機能で構成されます：

• Wiz Cloud：クラウド環境の構成・権限・設定不備を横断的に可視化し、対応優先度を判定
• Wiz Code：アプリケーション開発段階での設計ミスや脆弱性を早期検出し、手戻り削減と開発効率向上に貢献
• Wiz Defend：クラウド上のアプリケーション・サービスをリアルタイム監視し、ランサムウェアなどの攻撃に継続的に対応

マネージドCNAPP

9月から提供予定の「マネージドCNAPP」は、マルチクラウド環境におけるセキュリティ運用負荷の軽減を支援するサービスです。初期導入時の設計・構築支援に加え、操作サポート、アラート検知、対応状況のレポート作成など、継続的な運用をサポートします。

CTCは、「Wiz」と「マネージドCNAPP」をクラウドサービスの利用が進む企業を中心に展開し、3年間で合計20億円の売上を目指すとしています。

引用元記事：https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/2039858.html