CTC、クラウドセキュリティ基盤「Wiz」の取り扱い開始 マネージドCNAPPも9月より提供

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は8月19日、Wiz Cloud Japanが提供するクラウドセキュリティプラットフォーム「Wiz」の販売を開始すると発表した。あわせて、9月からはクラウド環境における統合的なセキュリティ運用を支援する「マネージドCNAPP」サービスの提供も開始する。

Wizは、クラウド環境における構成・アプリケーション・ID・データを一元的に保護するCNAPP(Cloud-Native Application Protection Platform)。APIを通じて各クラウド環境に接続するため、IaaSやPaaS、コンテナに専用ソフトを導入する必要がなく、システムへの影響を最小限に抑えつつ短期間でリスクを可視化できる点が特長だ。

サービスは「Wiz Cloud」「Wiz Code」「Wiz Defend」の3機能で構成され、設計から構築・運用に至るまで包括的なセキュリティ対策を提供する。CTCは主にクラウド利用が進む企業を対象に展開し、3年間で20億円の売上を目指す。

新たに提供される「マネージドCNAPP」では、Wizの初期導入支援、アラート検知、対応状況レポートの作成などを担い、マルチクラウド環境におけるセキュリティ運用負荷の軽減を図る。今後は自動化機能や他サービスとの連携強化を進め、顧客の高度なセキュリティニーズに応えていく方針だ。

引用元記事:https://japan.zdnet.com/article/35236833/