トレンドマイクロ、次世代AI搭載「Agentic SIEM」でサイバーセキュリティ運用を革新

トレンドマイクロ株式会社は12日、新しいAgentic AI技術を活用した「Agentic SIEM」を発表した。従来のSIEMの課題を解決する次世代ソリューションで、AIによる自律的な脅威検知・対応とデジタルツイン機能を組み合わせ、法人組織のサイバーリスク軽減とセキュリティ運用の効率化を支援する。
Agentic SIEMの特徴
- プロアクティブなAI運用:次世代AIが自律的に学習・分析・行動し、アラートノイズを排除。設定作業を自動化し、従来数週間かかる作業を短縮。
- 拡張性の高いデータ統合:900以上のデータソースをサポート予定。新しいサードパーティデータ取り込みは現在約3日、2026年までに3時間に短縮予定。
- 包括的な可視性:トレンドマイクロのXDR機能(エンドポイント、クラウド、メール、ネットワーク、サーバー、アイデンティティ)に加え、サードパーティのテレメトリも統合。
- 長期データ保持と分析:最大7年間のアーカイブデータ、2年間の分析データを保持し、監査やコンプライアンス対応を支援。
- プロセス自動化による効率化:手動監視や調査を自律的なデータ相関分析に置き換え、脅威検知・軽減の時間を短縮。
デジタルツインとの連携
Agentic SIEMとデジタルツイン技術を組み合わせることで、仮想モデル上でのセキュリティリスクをプロアクティブに把握・軽減。医療、サプライチェーンセキュリティ、予知保全、スマートビル管理など、機密性の高い分野での活用が期待される。これにより、組織はレジリエンス、コンプライアンス、競争優位性の向上を図ることが可能となる。
背景
従来のSIEMは複雑で設定負荷が高く、手動による監視や分析に時間がかかることが課題だった。Agentic SIEMはこれを解決し、AIと自動化によってセキュリティ運用の変革を促す。
引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f59526cf3d19df8d33dd5604d75ff78a2d623c1



