CTC、「CrowdStrike Falcon Complete Next-Gen MDR」を導入

― 24時間体制でセキュリティ体制を強化、運用負荷も軽減 ―

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は、セキュリティガバナンス強化の一環として、CrowdStrike Falcon Complete Next-Gen MDRを導入したことが、クラウドストライク合同会社より2025年8月6日に発表されました。

この導入により、CTCは24時間365日体制の高度なマネージド検知・対応(MDR)を実現。サイバー脅威への迅速な対応と業務負荷の軽減の両立を目指します。


■ 背景:従来型EDR運用の課題とCTCの方針

CTCではこれまで他社のEDR(エンドポイント型脅威検知・対応)を使用し、グループ会社による24時間体制の運用を行っていましたが、インシデント発生時の即時対応や担当者への問い合わせ対応など、人手依存の運用負荷が課題となっていました。

CTCは取り扱うパートナー製品をショーケースとして自社運用に組み込む方針を掲げており、MDRについてもこの戦略に合致。従来のEDRからの移行が決定されました。


■ Falcon Complete Next-Gen MDRとは?

Falcon Complete Next-Gen MDRは、AIネイティブな「CrowdStrike Falconプラットフォーム」を基盤に、業界最高水準の常時監視・分析・対応機能を提供。インシデント発生時にも即座の調査・対応・封じ込めを実現します。

クラウドストライクは、MDR市場におけるパイオニアとして知られ、同ソリューションは大企業から中小規模組織まで幅広いニーズに対応。高度な技術とセキュリティ知見の融合により、侵害リスクを最小限に抑えます。


■ 導入効果:設定自動化・運用効率化・安心感の向上

CTCでは2024年2月末までに数ヶ月かけて段階的にFalcon Completeを導入。導入後は以下のような効果が確認されています:

  • 自動設定によりヒューマンエラーを排除
  • 運用メンバーからのエスカレーション件数が減少
  • アラートの内容と影響範囲に関する専門的な説明で理解が深まり、安心感が向上

これにより、セキュリティ体制の強化だけでなく、現場の負荷軽減と運用品質の向上にも寄与しています。


■ CTC × クラウドストライクのパートナーシップ

CTCは2023年にクラウドストライクとパートナー契約を締結し、2024年にはAPJ地域の「グロースパートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。今後はFalcon Completeの導入実績を活かし、自社サービス「CTC-MDR」の強化にもつなげていく構えです。

引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/766bba17bb0e7f8bdd4315dfe3656ea3441a6803