Bugcrowd、新機能「AI Connect」と「Asset View」を発表 — 脆弱性対応のスピードと精度を革新

クラウドソーシング型サイバーセキュリティのリーディングカンパニー、Bugcrowdは、脆弱性発見から対応までの速度と精度を大幅に向上させる2つの新機能、「AI Connect」と「Asset View」を発表しました。

AI Connectは、社内のAIツールとBugcrowdのリアルタイム脆弱性情報を安全かつシームレスに連携させる基盤機能です。バグバウンティ、ペネトレーションテスト、レッドチームの発見データと自社のAIワークフローを直接結びつけることで、従来の手動によるクロスチェックやレポート参照の手間を省きます。さらに、環境に最適化された具体的な修正アドバイスの提供や、厳格なロールベースアクセス管理により、AIを活用した迅速かつ安全な脆弱性対応を実現します。オープンソースのModel Context Protocol(MCP)を基盤に開発されており、多様なAIシステムやワークフローと柔軟に連携可能です。

Asset Viewは、外部攻撃対象となる資産(アプリケーション、IPアドレス、ドメインなど)の可視化、管理、スキャン、テストを一つの統合プラットフォームで提供する新機能です。EASM(外部攻撃対象管理)スキャンや手動アップロードにより、資産情報をリアルタイムで統合・強化します。資産の露出度や重要度、リスクに基づく優先順位付けを行い、バグバウンティやペンテストのスコープ設定をワンクリックで実施可能。さらに、クラウドソーシングされたホワイトハッカーの知見と連動し、能動的なセキュリティ対策を強化します。

BugcrowdのCEO、Dave Gerry氏は「AI ConnectとAsset Viewはリアルタイムデータの統合と資産の可視化を実現し、お客様のセキュリティ運用を次世代レベルへと進化させる」とコメント。CI&SOのNick McKenzie氏も「複雑化・分散化する外部資産の管理と検証を一元化し、人とAIの協働で現実的な攻撃リスクに即座に対応できる」と述べています。

両機能は2025年第4四半期より全顧客向けに提供開始予定で、AI Connectは早期アクセスプレビューも提供されます。なお、Black Hat USA 2025のBugcrowdブースでは詳細なデモが行われる予定です。