CyCraft、LLMを守る次世代セキュリティ「XecGuard」を世界発表――AIを守る時代の本格到来

2025年8月、AIサイバーセキュリティ分野のリーディングベンダーである CyCraft は、大規模言語モデル(LLM)を保護するために開発されたセキュリティモジュール「XecGuard」 を正式に世界へ向けて発表した。
この「プラグアンドプレイ型ガードレールセキュリティモジュール」は、AI活用が加速する今、信頼性の高いAI実装を支える新たなスタンダードとなることを目指す。
■ 背景:「任意」から「標準」へ AIセキュリティの転換点
AIやLLMが業務の中核に組み込まれる一方で、プロンプトインジェクションやジェイルブレイクなどの悪意ある攻撃も多発している。CyCraftは、こうしたセキュリティ課題を「一部の選択肢」ではなく「最初から実装されるべき基盤」と位置づけ、**「AIを守るためにAIを使う時代」**の到来を強調している。
■ XecGuardの特徴と導入メリット
XecGuard は以下の特徴を備えており、企業が導入初日から高いセキュリティとレジリエンスを得ることが可能となる:
- LLM専用に設計された高機能セキュリティモジュール
- プロンプトインジェクション、プロンプト抽出、ジェイルブレイク攻撃に対応
- 即時統合可能なアーキテクチャ非依存型
- OpenAI互換API、SaaS、オンプレミス(NVIDIA環境)にも対応
- 主要なオープンソースモデルでの高い効果検証
- Llama 3B、Qwen3 4B、DeepSeekなどに対応し、性能を維持したまま高い耐性を実現
特に、APMICとの連携によるLLMレッドチーム演習では、平均18.5%、最大55.3%の防御力向上が確認された。
■ 小規模LLMにも対応 信頼性と拡張性を両立
XecGuardは、小規模なオープンソースモデルでも大規模商用モデル並みのセキュリティを提供できる点が特長であり、中堅企業や新興企業にとっても有用なソリューションといえる。
CyCraftは、政府、金融、製造などの分野で蓄積した防御ノウハウをもとに、あらゆる業界のLLM活用を「守る」側から支援していく構えだ。
■ CyCraft経営陣のコメント
- Benson Wu(CEO):「AIセキュリティは任意ではなく、標準であるべき」
- Jeremy Chiu(CTO):「今は『AIでAIを守る』時代。XecGuardはその鍵」
- PK Tsung(CISO):「導入初日からレジリエンスを実現するモジュール」
XecGuardの登場により、企業はLLMを安心して導入し、機密情報を保護しながらイノベーションを推進できる。CyCraftは、世界最高レベルのAIセキュリティプラットフォーム構築を通じて、安全で信頼できるAI社会の実現を目指している。
引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000045349.html



