Aeries Technology、Skydda.aiと提携 AI活用のセキュリティ強化を加速

【ニューヨーク】テクノロジー企業の**Aeries Technology, Inc.(NASDAQ:AERT)**は7月22日、AIを活用したサイバーセキュリティ強化を目的に、Skydda.aiとの戦略的提携を発表した。両社は、**インドおよびメキシコに構えるグローバル・ケイパビリティ・センター(GCC)**を活用し、AI駆動のセキュリティオペレーション機能(SOC)の高度化を図る。
提携により、Skydda.aiの自律型脅威検出やAIアナリストワークフローをAeriesの提供モデルに統合。これにより、中堅企業でも大企業レベルの高度なSOC機能を持つことが可能になるという。
AeriesのCTO、Unni Nambiar氏は「この統合により、SOC業務のエンドツーエンドのワークフローが20倍速くなり、アナリストの生産性が33倍に向上する」と述べた。一方、SkyddaのCEO Anu Engineer氏は「エージェント型AIにより、従来より10倍のコスト効率で運用可能」としており、ノイズの削減、迅速な意思決定、高信頼性を強調している。
この取り組みは、Aeriesが展開するAIパートナーネットワークの一環でもあり、同社は「GCCを起点に企業変革を促すドメイン特化型AIエコシステム」と位置づけている。
■財務と戦略の現状
- 時価総額:4,270万ドル(株価:約0.93ドル)
- 年間収益:7,020万ドル(InvestingPro調べ)
- 営業損失見通し(2025年3月期):▲2,880万ドル(前年は営業利益約300万ドル)
損失の要因としては、株式報酬と貸倒引当の増加による販売管理費の急増(1,870万ドル→4,550万ドル)を挙げている。
■今後の展開とリーダーシップ強化
Aeriesは、成長戦略を主導するための独立戦略諮問委員会を新設し、議長にRamesh Venkataraman氏を任命。さらに、元Private Equity分野のベテラン、Elias “Eli” Mendoza氏を**最高成長戦略責任者(CGSO)**として迎え入れた。
加えて、Cority社とAIベースのGCC設立に向けた基本合意書を締結し、インドとメキシコを拠点としたGCC構想を推進。世界の顧客に向けた革新とコスト効率を両立するAIソリューションの提供を目指している。
引用元記事:https://jp.investing.com/news/company-news/article-93CH-1189345



