— クレジットカード・セキュリティガイドライン6.0対応を支援、柔軟な診断プランを提供 —

デジタルガレージグループのDGビジネステクノロジー（DGBT）は7月14日、EC事業者を対象とした「DGBTセキュリティ診断サービス」の提供を開始した。2025年3月に改訂された「クレジットカード・セキュリティガイドライン6.0版」に準拠し、同ガイドラインが定める5つの脆弱性対策項目への対応を支援する。

新サービスでは、ECサイトの規模や体制、予算に応じて柔軟に選べる複数の診断プランを用意。ガイドライン全体をカバーする「フルオーダープラン」のほか、特定項目のみを対象とするライトプランや、Webアプリケーションに特化した診断など、実情に応じた選択が可能となっている。

サービス提供の背景には、近年増加するEC加盟店を標的とした不正アクセスやカード情報の漏洩がある。ガイドライン6.0では「システム管理画面へのアクセス制限」や「SQLインジェクション対策」など、特に中小事業者には対応負担の大きい項目が求められている。

DGBTは、不正検知ソリューション「ReD Shield」や「Sift」など、グローバルな知見を活用し、実務負担の軽減と実効性の高いセキュリティ対策の導入を支援。今後は、決済プラットフォーム事業を展開するDGフィナンシャルテクノロジー（DGFT）との連携を強化し、「カード情報保護」や「不正利用対策」など、より包括的なサポート体制の構築を進める。

DGBTは診断サービスの提供に加え、セキュリティ運用やDX支援も視野に入れ、EC事業者の安全なビジネス環境づくりと持続的成長を支えていく方針だ。

引用元記事：https://netkeizai.com/articles/detail/15270