CSP_EVO — 高いセキュリティ性能と優れた警備機能

「CSP_EVO」はAutel Robotics製「EVO Max」をベースにし、官公庁など機密性の高い現場でも利用可能なセキュリティ機能を強化。主な特徴は以下の通り。
- 映像データやログデータを完全消去可能
- オフライン環境下でのマップ確認やバージョンアップ対応
- SDカードの暗号化
加えて、
- 8K対応光学カメラ(光学10倍ズーム)
- サーマルカメラ搭載
- AIによる被写体識別・追尾機能
- 無風時最大約42分の飛行時間
2025年5月30日から受注開始、国土交通省のDIPS2.0システムでも機体選択が可能となっている。
長時間監視を可能にする有線給電装置「CSP_EVOテザー」
CSP_EVO用の有線給電装置「CSP_EVOテザー」も開発。長さ30m未満のテザーケーブルにより、航空法の許可・承認の一部省略が可能。
有線給電により、バッテリー交換のためにドローンを降ろすことなく、長時間の定点監視が可能となるため、雑踏警備や駐車場監視などに適用が期待されている。
係留型照明ドローン「CSP-D_Light530」
ポータブル係留型の照明ドローン「CSP-D_Light530」も展示。サッカーコート1面以上を照射できる高出力照明と30mケーブルを一体化し、持ち運びが容易。
消防現場や夜間捜索・災害対応など警備用途を超えた多用途展開も視野に入っている。
CSPの展望
CSP担当者は、ドローン警備の時代が到来すると確信し、ノウハウ蓄積のために先行して事業展開中。将来的には国内メーカーとの協業で、雨風に強い専用機開発にも取り組む意向を示した。
市場背景と今後の展望
人手不足やコスト削減、安全性向上といった課題解決のため、防犯・警備業界におけるドローンのニーズは拡大が見込まれる。ドローン警備の効率化・高度化を支える技術革新から今後も目が離せない。
引用元記事:https://drone-journal.impress.co.jp/docs/event/1187488.html



