ルネサンス高校グループ、内部不正対策としてエンタープライズブラウザ「Island」を導入

~マクニカが教育現場向けに提供、セキュリティと業務生産性を両立~
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将)は、ブロードメディア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 太郎)が運営するルネサンス高校グループに対し、セキュリティと生産性の両立を実現する**エンタープライズブラウザ「Island」**を提供したと発表しました。
目次
背景:教育業界の内部不正対策ニーズの高まり
ブロードメディアは、インターネットとデジタル教材を活用した広域通信制高校「ルネサンス高校グループ」(ルネサンス高等学校、ルネサンス豊田高等学校、ルネサンス大阪高等学校)を中心に、教育事業を展開しています。
外部からのサイバー攻撃に対する多層的な防御は従来から実施していた一方で、近年多発する内部関係者による個人情報漏洩事件を受け、内部不正への対策強化が喫緊の課題となっていました。従来のログ収集ツールでは悪意ある持ち出しへの対応に限界があり、Webアプリケーションごとの制御が困難なSASEの導入も業務への影響が懸念されたため、根本的な対策としてブラウザそのもののセキュリティ強化に着目しました。
Island選定の理由:セキュリティ機能と操作性の両立
Islandは、Chromiumベースのエンタープライズブラウザであり、以下の機能が評価されました:
- ファイルのアップロード/ダウンロード制御
- データマスキング、アクセス制御
- アクティビティの詳細ログとスクリーンショットの取得
- 操作性は従来のブラウザと同様で、現場の混乱を回避
さらに、エージェント不要での導入が可能な点も、導入ハードルの低さとして高く評価されました。
導入効果:可視化と抑止による内部不正のリスク軽減
Island導入後は、生徒情報を扱う業務システム上でのアクティビティの可視化が進み、スクリーンショットによる記録や操作制限が可能となりました。特に、日常的に使い慣れたUIによるスムーズな定着が、業務継続性とセキュリティを両立させる鍵となっています。
また、Islandはブラウザ分離、フィッシング保護、Webフィルタリング、悪意コード検出、ウイルス対策機能も備えており、ブラウザ経由での情報漏洩対策は事実上完結。追加対策の必要性を大幅に低減しました。
今後の展望:ライセンス拡充とログ分析の活用へ
今後、教育サービス部門の拡大に伴う教職員の増加に対応してIslandのライセンス数を拡張するほか、蓄積されたアクティビティログの分析を通じて、業務の可視化や改善にも活用していく方針です。
マクニカは、クラウド化・ゼロトラスト時代におけるエンタープライズブラウザの重要性が今後さらに高まると見込み、Islandの提供を通じて、国内企業・教育機関のセキュリティ強化と業務効率化の両立を支援していくとしています。
引用元記事:https://newscast.jp/news/3904675



