【注意喚起】Google Chromeに深刻度「高」の脆弱性、最新版へ早急なアップデートを

2025年6月18日更新
Googleは6月17日、デスクトップ版およびAndroid版のChromeブラウザにおいて、深刻度「高」とされる脆弱性の修正を含むアップデートを公開しました。
■ 修正された主な脆弱性
🔹 CVE-2025-6191
- 対象:JavaScriptエンジン「V8」
- 内容:整数オーバーフローの脆弱性。悪用されると任意コード実行などのリスクがあるとされます。
🔹 CVE-2025-6192
- 対象:プロファイラ機能
- 内容:「解放後使用(Use-After-Free)」に分類されるメモリ管理上の不備。クラッシュや不正動作を誘発する可能性があります。
■ 修正済みバージョン一覧
| プラットフォーム | バージョン |
|---|---|
| Windows / macOS | 137.0.7151.119 / .120 |
| Linux | 137.0.7151.119 |
| Android | 137.0.7151.115 |
■ 対応方法
- デスクトップ版Chromeの場合、**設定 >「Chromeについて」**から手動で最新版に更新可能です。
- Android版は、Google Playを通じて今後数日〜数週間かけて順次配信されます。
■ 推奨対応
- 該当バージョン未満を使用している場合、速やかにアップデートを実施してください。
- 企業のIT部門では、社内端末におけるバージョン確認と、アップデートの徹底周知を推奨します。
Google Chromeは日常的に使用されるブラウザであるため、ゼロデイ攻撃の対象になりやすい領域です。今回のようなV8エンジンやメモリ管理に関する脆弱性は、攻撃者にとって悪用しやすく、深刻な被害を引き起こす可能性があるため、警戒が必要です。
引用元記事:https://ascii.jp/elem/000/004/292/4292986/



