コンサルティングファーム(PwC、DeloitteなどのBig4系、Accentureなどの総合系、マッキンゼーなどの戦略系、NRIセキュアなどの専門系)に所属するセキュリティコンサルタントは、「顧客企業の経営課題」を「セキュリティ」という専門知識で解決するプロフェッショナルです。

SIerが「プロダクト(製品)の導入・構築」という”How”(どう作るか)の実行部隊であるのに対し、コンサルタントは”Why”(なぜそれが必要か)や”What”(何をすべきか)といった、より上流の戦略立案や意思決定を支援する「参謀(アドバイザー)」の役割を担います。

彼らのミッションは、セキュリティを「ITコスト」としてではなく、「ビジネスを成功させるための戦略的投資」として経営層に理解させ、組織全体を変革することにあります。


 

主な業務領域

 

コンサルタントの業務は、企業のセキュリティ活動の「上流」から「下流」まで多岐にわたりますが、特に以下の3つの領域で価値を発揮します。

 

1. 📜 戦略策定とガバナンス構築(GRC)

 

最もコンサルティングファームらしい、最上流の業務です。CISO(最高情報セキュリティ責任者)や経営層のカウンターパートとなります。


 

2. 🛡️ テクニカル・アセスメントとアーキテクチャ設計

 

戦略を具体的な「技術」に落とし込む業務です。


 

3. 🚨 インシデント対応(IR)とフォレンジック

 

実際にサイバー攻撃(ランサムウェア感染、情報漏洩など)が発生した際の「火消し役」です。


 

まとめ

 

コンサルティングファームのセキュリティコンサルタントは、「客観的な第三者」かつ「高度な専門家」という独自のポジションから、企業のセキュリティを根本的に改善する仕事です。

SIerやベンダーのように特定の「モノ」を持たないため、「知識」「経験」「論理的思考力」「コミュニケーション能力(特に経営層への説明能力)」そのものが商品となります。