クオリティア、生成AI時代のメールセキュリティ戦略を発表 「QUALITIA MAIL」でメール基盤を再構築へ

クオリティアは9月4日、都内でメディア向け発表会を開催し、生成AIの普及によって高度化するフィッシングメールや標的型攻撃への対応として、次世代のメールセキュリティ戦略を発表した。個別の脅威対策を強化するだけでなく、メール環境そのものをセキュリティの観点から再構築する方針を打ち出した。
発表会では、受信メールに含まれる危険なURLを検知する新機能「ブラックURL検知機能」や、送信時の宛先ドメインをAIで判定する機能を紹介。あわせて、同社の既存メール関連製品を統合する新プラットフォーム「QUALITIA MAIL」を初公開した。
クオリティアによると、生成AIの普及により、攻撃メールの日本語表現や文脈が自然になり、従来のように不自然な文章から不審メールを見抜くことが難しくなっている。企業や担当者の業務内容に合わせた標的型メールを、大量かつ容易に作成できるようになったことで、従業員の注意力やリテラシーだけに依存した対策には限界があるという。
特に、社長や役員になりすまして従業員を騙す「CEO詐欺」も増加している。フリーメールアドレスを利用し、URLや添付ファイルを含めずに別のチャットツールなどへ誘導する手口では、従来のアンチウイルスやアンチスパム、送信ドメイン認証などによる検知が難しいケースがある。
こうした状況を受け、同社は標的型メール攻撃対策サービス「Active! zone SS」に新たなブラックURL検知機能を追加する。HornetsecurityのURL判定エンジン「IsItPhishing Threat Detection」と連携し、受信メールに含まれるURLの危険性を判定する。
判定結果に応じて、危険なURLをマスクするほか、メールの削除やユーザーへの注意喚起表示などを行うことが可能となる。既存のディスプレイネームによるフィルタリングや注意喚起機能と組み合わせることで、より多層的なメールセキュリティ対策を実現する。
クオリティアは、生成AIによってメール攻撃が高度化・大規模化するなか、個別製品による対策から、受信から送信までを包括的に保護するメール基盤へと戦略を転換する。新プラットフォーム「QUALITIA MAIL」を軸に、企業のメール環境全体におけるセキュリティ強化を進めていく考えだ。
引用元記事:https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/miraiquest/business/miraiquest-3698



