SKシールド、医療機関向け統合セキュリティサービスを強化

韓国のセキュリティ企業SKシールドは、医療機関を狙ったサイバー攻撃の増加を受け、医療分野のセキュリティ事業を強化する。エリムネットと医療機関の個人情報保護やサイバーセキュリティ強化に向けた業務協約(MOU)を締結し、医療機関に特化した統合セキュリティサービスを共同で展開する。
韓国社会保障情報院の資料によると、国内医療機関で発生した情報システムへの侵害事故は2020年の18件から2024年には71件へ約3.9倍に増加した。医療機関は診療記録や個人情報などの機密性の高い情報を大量に扱っており、ランサムウェアなどによってシステムが停止すれば、情報漏洩だけでなく診療サービスの継続にも影響することから、セキュリティ対策の重要性が高まっている。
今回の協業では、SKシールドが持つ24時間体制のセキュリティ監視サービス(MSS)やサイバー脅威の検知・対応サービス(MDR)と、エリムネットが培ってきた医療機関の個人情報保護やICT領域の知見、顧客ネットワークを組み合わせる。エリムネットは病院情報システム(HIS)や電子医療記録(EMR)に関する事業経験を有しており、両社の強みを生かして医療機関向けサービスの提供を進める。
具体的には、医療機関を狙う最新のサイバー脅威や脆弱性情報を継続的に共有し、共同対応体制を構築する。個人情報保護に加え、セキュリティ運用・監視、脅威の検知・対応までを一体的に提供することで、医療機関のサイバーセキュリティ対応力と医療現場の安全性向上を目指す。
また、両社の顧客ネットワークを活用して新たな事業機会を開拓するほか、営業・マーケティング面でも協力する。SKシールドは今回の協業を通じて医療機関向けサイバーセキュリティ事業の基盤を強化し、拡大する医療分野のセキュリティ需要を取り込む考えだ。
引用元記事:https://japan.ajunews.com/view/20260824090070648



