Deel、AIサイバーセキュリティ企業Clarityを買収し本人確認・セキュリティ機能を強化

グローバル人材管理プラットフォームを提供するDeelは、AIを活用した本人確認やセキュリティ機能の強化を目的に、AIサイバーセキュリティ企業Clarityを買収したと発表した。
今回の買収により、Deelは採用前の本人確認から入社後のデバイス管理、システムアクセス管理まで、人材ライフサイクル全体を対象とした「信頼できる本人確認基盤」の構築を目指す。
Deelは現在、4万社以上の企業に導入され、150以上の国・地域で採用、雇用管理、給与支払いなどの人材関連業務を支援している。今回のClarity買収によって、ディープフェイク検知、不正防止、継続的な本人確認などのセキュリティ機能を強化し、企業が安全にグローバル人材を管理できる環境の提供を進める。
近年、生成AIの普及に伴い、AIを悪用したなりすましや本人確認回避など、新たなサイバーリスクが顕在化している。Deelは、従来型の一時的な本人確認だけではなく、人材管理プロセス全体で継続的に信頼性を確認できる仕組みが必要だとしている。
Deelの共同創業者兼CEOであるアレックス・ブアジズ氏は、「AIは企業がグローバルチームを構築する方法を大きく変えている一方、セキュリティ上の脅威も変化している。企業には継続的に信頼性を担保できる仕組みが求められている」とコメントした。
ClarityのAI技術とエンジニアリングチームがDeelに加わることで、AIネイティブな本人確認・セキュリティ機能の開発を加速する。これにより、採用時の本人確認と入社後の端末提供、アクセス管理を連携させ、従業員のライフサイクル全体を通じたセキュリティ管理を実現する。
Clarityの共同創業者兼CEOであるマイケル・マティアス氏は、「AIによって不正行為が高度化する時代において、入社時のチェックだけでは従業員の安全性を十分に確保できない。継続的な本人確認を可能にする仕組みをDeelのプラットフォームに組み込むことで、企業が安心してAIを活用できる環境づくりに貢献する」と述べている。
今回の買収は、Deelにとって15件目のM&Aとなる。同社は、収益性を維持しながら戦略的な買収やAI技術への投資を進め、プラットフォーム機能の拡充を図っている。
Deelは今後も、AI時代に求められる人材管理の信頼性とセキュリティ強化に取り組み、企業が安全かつ効率的にグローバル人材を活用できる環境の提供を目指す。
引用元記事:https://voix.jp/business-cards/deel-acquires-clarity-ai-security/



