日立、OpenAIとの連携を本格化 AI活用でモダナイゼーションとサイバーセキュリティ強化を推進

株式会社日立製作所は、米OpenAIとの連携を本格化し、レガシーシステムのモダナイゼーションとサイバーセキュリティ強化に向けた取り組みを加速すると発表した。OpenAIの先進的なAI技術と、日立が長年培ってきたミッションクリティカルシステムや社会インフラ分野の知見を組み合わせ、顧客や社会のAIトランスフォーメーション(AX)を支援する。
両社は2025年10月に戦略的パートナーシップに関する覚書(MoU)を締結して以降、日立のデジタルソリューション群「Lumada」や次世代ソリューション「HMAX by Hitachi」の高度化に向けた協議を進めてきた。近年、熟練エンジニアの引退などを背景にレガシーシステムのブラックボックス化が進み、企業のAX推進を阻む要因となっているほか、サイバー脅威の高度化に対応するための防御体制強化も重要な課題となっている。
今回の連携では、日立とOpenAIのForward Deployed Engineers(FDE)が協力し、OpenAIのAIエージェント「Codex」を活用してレガシーシステムのコードを解析。設計情報の可視化を通じて、安全かつ効率的なシステム移行を支援するAIモダナイゼーション手法の確立を目指す。今後は、この取り組みを基に金融機関をはじめとする幅広い業界向けにモダナイゼーション支援ソリューションを展開する計画だ。
サイバーセキュリティ分野では、OpenAIの「Trusted Access for Cyber(TAC)」を通じてサイバーセキュリティ向けAIモデルへのアクセスを取得する予定。OpenAIが推進する「日本サイバー・アクションプラン」の一環として、脆弱性の特定や優先順位付け、修復・検証など、防御目的での活用を検討する。日立はOpenAIの防御重視フレームワーク「Daybreak」に基づき、適切なガバナンスや人間による監督のもとでAI活用を進める方針だ。
また、日立のセキュリティ専門組織「Cyber CoE」が“カスタマーゼロ”として自社システムで先行検証を実施し、得られた知見を顧客向けサービスやセキュリティ強化施策に反映する。
日立は今回の取り組みを通じて、モダナイゼーションおよびサイバーセキュリティ分野におけるAI活用能力を高めるとともに、「HMAX by Hitachi」の機能強化を進め、社会インフラの高度化と顧客のAX推進を支援していく考えだ。
引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c3c9b991aec74b8787019cb796a25b7a5ba5b2c



