マウザー、組込みセキュリティ情報を拡充 EU規制対応やIoT防御を支援

電子部品ディストリビューターのマウザー・エレクトロニクスは、オンライン情報サイト「Security Resource Centre(セキュリティ・リソース・センター)」のコンテンツを拡充し、組込みセキュリティに取り組むエンジニア向けの情報提供を強化した。技術記事やeBook、ブログ、製品資料を通じて、IoT機器の保護や産業システムのセキュリティ、エッジコンピューティング、5G・6G時代の安全な通信設計に関する知見を提供する。

背景には、EUのサイバーレジリエンス法(CRA)への対応がある。2026年3月には欧州委員会によるガイダンス案が公表され、同年9月からは脆弱性報告義務の適用も予定されている。コネクテッド製品を欧州市場で展開する企業には、開発の初期段階からセキュリティ対策を組み込む「セキュリティ・バイ・デザイン」の実践が求められている。

同センターでは、設計初期から認証やデバイス保護、システム完全性を考慮した開発を支援するほか、規制や業界標準の変化に対応するためのガイダンスも提供する。NIST(米国国立標準技術研究所)や産業オートメーション分野のセキュリティ関連情報も参照でき、次世代コネクテッドシステムの設計に必要な知識を得られる。

また、教育コンテンツに加え、セキュアエレメントやセキュア認証デバイスなどのハードウェアセキュリティ技術も紹介。IoTやエッジコンピューティング、産業機器向けシステムにおいて、暗号鍵管理や認証基盤となる「Root of Trust(信頼の基点)」の構築を支援する。

最新コンテンツでは、エッジシステムのセキュリティ対策や産業分野のコンプライアンス対応、サイバー・フィジカルシステム開発などを取り上げている。認証情報の保護やサプライチェーンの信頼性確保、次世代産業システム設計に関する情報も提供し、設計者がリスク評価やセキュリティツール選定を進められる環境を整えた。

マウザーは、AI活用や産業のデジタル化に伴い高まるサイバーセキュリティ要求への対応を後押しするとともに、自社でもSOC 2 Type II、ISO 27001、Cyber Essentialsなどの認証を取得し、情報セキュリティ体制の強化を進めている。

引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000136133.html